兎の香合

アシスタントの藤田です。

前回ご紹介した兎の香合の耳が無事、完成しました。

 


仕上げは銀粉をあしらい、上品な兎になりました。

この銀粉も年月と共に、深みのある色に変わっていくそうです。

 

この兎の香合は錆漆で少しずつ耳を盛り上げ、耳の形に研ぎ、銀粉をあしらうまでにおよそ5カ月かかりました。

生徒の方にはほぼ毎週通って頂き、清川先生と共に仕上げて頂きました。

200年ぶりのお化粧直し、こころなしか兎もよろこんでいるような気がします。